肩こりとは、肩がだるい・重苦しいといった不快感があって、同時に筋肉が必要以上にこわばっている状態です。腰痛に次いで現代人にとても多い症状です。
「肩がこっている感覚はあるのに筋肉はあまり硬くないような…」「人に触られてこっていると言われるけれど自分ではよくわからない…」という場合もあります。
肩こりは一般に僧帽筋という筋肉におこることが多いです。次いで肩甲挙筋などが首から肩甲骨にかけての筋肉に起こりやすくなっています。 主な原因としては、「不良姿勢」「長時間にわたる同じ姿勢」「ストレス」からくる「筋肉の使いすぎ」「筋肉の衰え」があります。 そのような状態の筋肉には冷えや代謝不全などによる痛みを伴った硬結(筋肉のしこり) などがみられ疲労物質が蓄積します。
人間の頭はボウリングの球程(約4~5kg)ありますが、それを支える頚椎と筋肉はとても細いものです。一般的にやせ型の女性には首こり・肩こりが起こりやすく、 欧米人などがっしりとした体形の人には起こりにくいといわれています。 デスクワークなどで猫背になり頭が前に傾いてくると、頭を支えるために首の筋肉が緊張します。この姿勢をクレーンネックといいます。 猫背とクレーンネックは肩こりの原因になる二大不良姿勢です。
先ほど肩こりの原因は「不良姿勢」「長時間にわたる同じ姿勢」「ストレス」と書きましたが、場合によってはその奥に更なる原因があることもあります。 たとえば、運動不足、肩を動かさない、睡眠不足、などなど。 肩こりの原因はひとつではなく、複数が絡んでいることがほとんどです。考えられるだけ原因を深く掘り起こし、ひとつづつ改善させていくことが大切です。
特に姿勢の悪さなどが原因の肩こりでは姿勢の改善とともに血流が緩和され、肩こりを根本から改善させていくことができます。
リラクゼーションマッサージでも肩こりを緩和させられますが、やはり筋肉を揉みほぐすだけでは不十分です。
固く動きづらくなっている関節はどこか、過剰に緊張している筋肉はどこか、弱くなっている筋肉はどこか、しっかり検査し施術を施していくことで、肩こりを緩和するだけでなく肩こりになりにくい身体をつくっていきます。
実りのカイロ三島では効果的なストレッチやエクササイズ指導も積極的に取り入れているので、より早い改善を目指すことができます。
カイロプラクティックではその場しのぎのケアではなく肩こりの原因からしっかりと見直していくため、改善にはある程度の回数が必要です。
個人差はありますが以下はおおよその目安(よくあるパターン)です。
症状の30~50%の改善。
筋肉の緊張が緩和され肩こりを感じにくくなる。
症状の50~80%の改善。
姿勢が徐々に改善され肩こりが出にくくなる。
肩こりがほぼ改善。
頭痛などの随伴症状も緩和!
肩こりは年齢や生活スタイルによってどれくらいの改善を最終目標とするかが変わってきます。初めのうちは大変ですが症状がひどい間は週1回の施術を、目標に到達し肩こりをあまり感じなくなっても、メンテナンスとして月に1~2回はメンテナンスケア・予防ケアをしていくことをお勧めしています。そうすることで肩こりのない状態を長くキープし疲れにくい身体になっていきます。
皆様に嬉しいお言葉が頂けるように、実りのカイロ三島では肩こりの根本改善・徹底改善を目指して頑張ります!
肩こりで当院に来院される患者様の症状から、検査・原因と、症例に合わせた施術をご紹介します。
症例報告と似たような症状でお悩みの肩は、改善される可能性がありますのでお気軽にご相談ください。
若い頃から慢性的な肩こりや首の痛みがあります。デスクワークが多く、仕事をしていると後頭部から首の付け根のかけてのこりがひどくなりました。 比較的良い日でも重だるさが全くない日はありません。後頭部の痛みがひどいときは頭全体も重苦しく、ぼーっとしたり痛いように感じます。
今回の肩こり、頭痛の検査では、下記の症状が見られました。
後頭部の筋肉が非常に硬く、筋肉を押すと頭全体に重い痛み(関連痛)が誘発されました。
頚椎の一番上と頭蓋骨の間の関節も固くなっており、そのせいで後頭部の筋肉に余計に負担がかかっていたようです。
頭部の重心バランスが前へと崩れていたため、頭の重さを常に首と背中の筋肉で支えなくてはいけません。僧帽筋への負担も増して筋肉がとても緊張していました。
デスクワークで一日中肩に負担がかかっていたとは思いますが、強い猫背姿勢によってその負担増しやすい状態になっているようでした。
まずは全身の筋肉の緩和操作(筋肉を手でほぐす操作)をして他の施術をしやすくします。頚椎を矯正して関節のズレを正しい位置に戻すと同時に、関節の可動域を改善させていきます。
頚椎の一番上と頭蓋骨の間の関節も固くなっており、そのせいで後頭部の筋肉に余計に負担がかかっていたようです。
頭部の重心バランスが前へと崩れていたため、頭の重さを常に首と背中の筋肉で支えなくてはいけません。僧帽筋への負担も増して筋肉がとても緊張していました。
デスクワークで一日中肩に負担がかかっていたとは思いますが、強い猫背姿勢によってその負担増しやすい状態になっているようでした。
果的なストレッチなど、自宅でもできる肩こりのケアを
普段から運動をされているおかげか、肩こりに悩んでいた年月が長い割に早めに改善されました。一般的には長く放っておくほど改善には時間がかかりますし、年齢が上がるほど時間がかかります。しかし、効果的なストレッチなどアドバイスをした内容をがんばっていただくことで、その時間はずいぶん短縮されます。肩こりは日常生活の負担の蓄積です。がんばってこつこつ続けていきましょう。