カイロプラクティックは
五十肩・四十肩の根本改善に
とても効果的です。

GOJUKATA

五十肩・四十肩の原因って?
実際の五十肩の症例

四十肩・五十肩は肩の痛みと運動制限をきたす状態の中で、明らかな原因が無いものをいいます。以前は腱板損傷(肩のインナーマッスルを痛めた状態)や石灰沈着性腱板炎(中に石灰化という異変が起こった状態)なども含めて五十肩と呼んでいましたが、現在は含まれません。 「明らかな原因が無い」ということは、つまりレントゲンや血液検査でわかる問題が無いということです。肩こりや腰痛の際にもお話しましたが、医学的検査で異常がない=問題がないというわけではありません。筋肉や関節の問題は医学的検査ではわかりづらいものです。

肩関節は非常に浅い作りをしています。イメージは、股関節が御わんに入ったボールなのに対して肩関節は小皿に乗ったボールのような感じです。ですから、「肩が外れた!」というはあるのに「股関節が外れた!」はほとんど聞いたことがないのです。股関節など下半身の関節は体重を支えるために安定性が重視され、肩関節は便利に動かせるように安定性よりも可動性を重視した構造にできているためです。

可動範囲が広く大きな動きを可能にしている反面、安定性に欠けているため、不安定性を支える筋肉、靭帯への負担が大きくなっています。普段は気にしていませんが、腕一本の重さが常に肩関節にかかっているのですから、負担は相当なものです。

また、肩関節がはまっている土台は肩甲骨なのですが、肩甲骨は姿勢が悪くなると位置バランスを崩しやすいところです。肩関節の土台であり軸になっている肩甲骨の位置がずれれば、肩を動かす際の筋肉の使い方に不均衡が出たり関節に無理な力が加わります。

運動することにより、痛めてしまうことも多い部位ですが、日常生活での繰り返しの動作や仕事での負荷など、はっきりとしたきっかけがなくても痛めてしまうことがあります。肩の痛みを放っておくと反対の肩に負担がかかり、一方が良くなった頃に反対が悪くなってくる、というのは四十肩・五十肩の良くあるパターンです。痛みがひどくなる前に、早めに対処しましょう。

CHIROPRACTIC CARE

カイロプラクティックによる
五十肩・四十肩のケア

五十肩・四十肩のケア

五十肩、四十肩のケアの要は「巻き肩姿勢」の改善と肩のインナーマッスル「ローテーターカフ(回旋肩盤)」へのアプローチです。

巻き肩は多くの患者様の姿勢に当てはまり、気にされている方も多いのではないでしょうか。肩甲骨が開き肩が丸まるように前方へ突出してくる姿勢ですが、深くはまっている股関節などとは違い肩甲骨は三角形のお皿が背中に乗っかっているような形状なので、ちょっとした影響でずれが起こりやすいところです。大胸筋や大円筋などの周囲の筋肉の調整とともに肩甲骨を剥がすようなイメージで元の場所へと戻していきます。

ローテーターカフはとても奥の方にある小さな筋肉なので触診には技術が必要です。こういった深部の筋肉の異常を見つけたり筋肉を緩めることはリラクゼーションマッサージなどでは出来ないケアです。

関節や筋肉に的確にアプローチして早期改善を目指していきます。

CASE

症例報告:首にかけて重だるさが強く、
なんだかじっとしていられません。

五十肩で当院に来院される患者様の症状から検査・原因と、症例に合わせた施術をご紹介します。
症例報告と似たような症状でお悩みの方は、改善される可能性がありますのでお気軽にご相談ください。

首にかけて重だるさが強く、なんだかじっとしていられません。

患者様

趣味で週に1~2回、空手をやっています。練習をしているうちに右肩前側の痛みを感じるようになったのですが、健康のために空手は続けています。空手をした後は痛みが出て、数日で忘れてしまいます。ですが、今回は空手の翌朝から肩にいつもより重い痛みを感じました。首にかけて重だるさが強く、なんだかじっとしていられません。整形外科で診察してもらいましたが、五十肩ではないか?ということで痛み止めの薬と シップをもらいました。

検査

今回の検査では、下記の症状が見られました。

  • 大胸筋起始部に強い圧痛がある。
  • 肩関節外転の可動域が著しく減少。
  • ローテーターカフ(肩のインナーマッスル)に緊張がみられる。
  • ローテーターカフの筋力検査は問題がない。
  • 右肩関節が前内側に入り位置関係が悪い。

原因

痛みを訴えている場所が胸と肩の間の付け根であることがわかりました。
肩関節の中ではなく、肩関節を動かす周囲の筋肉の大胸筋のオーバーワークによる痛みであるようです。

五十肩様の症状ではありましたが、今回はなんとか「五十肩一歩手前」といえます。ですが、五十肩の原因のひとつであるローテーターカフの状態も良いとは言いがたく、放っておけば五十肩に進行してしまいそうです。

施術

肩の動き、胸の筋肉や背中、そして首とそれぞれの役割分担の関係が崩れたこともあり、 一時的な炎症反応が起こり、痛みを引き起こしているといえます。

施術はまず肩及び肩甲骨の動きを正常な可動域を保つことと、肩周りの筋肉群の機能を高めることを目的としました。
大胸筋の緊張を丁寧に和らげ、ローテーターカフのバランスを整えることで肩の動きを正常にしていきます。

肩関節がスムーズに動くと大胸筋に余計な力がかからず、痛みが減るでしょう。
その後、空手後に行うストレッチをアドバイスしました。

コメント

清

改善までの施術回数がかなりかかってしまうことが予想されます。

五十肩を発症してしまうと、改善までの施術回数がかなりかかってしまうことが予想されます。その直前の状態でいらしていただけたので、今回は3~4回の施術で痛みを改善させることができました。ですが、そこから先の五十肩への予防ケアをしておくことが大事です。

3~4回の施術でその根本原因を取り除くことは難しいので、その後は月に1~2回メンテナンスをさせて頂いています。今のところ五十肩にもならず、状態がすこしづつ良くなっています。

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